こんばんは。cotakaです。
毎日ブログを書くようになって、僕は常々思うのですが、言葉をもっと上手に使って文章を書けるようになりたいです。
ただ、ここでいう「言葉を上手に使って文章を書く」というのは、単に文章がうまくなりたいというのとは、ちょっと思いが違います。
文章作成力と言葉を上手に使って文章を書くことは別
もちろん最低限の文章作成力は必要だと思います。日本語としての助詞の使い方や、単語の使い方、文法などは、読んでもらいたいと思って文章を書いている以上、身につけておかなければならないと思います。
「cotakaさん、あなたはそれができてると?」と真顔で聞かれれば、こちらとしては「ごめんなさい」と涙目になってしまうに違いないのですが。
そのことについては、ひとまずソファーの下にでもそっと置いて、ひとまず話を続けます。
自分の思いを文章にできているのか?
僕が言葉を上手に使って文章を書きたいというのは、その文章に、自分が思っていることを表現させるのは難しいなぁという感覚があるからです。
自分である程度納得した文章を書いて、記事にしていますが、言いたいことがすべて言葉で表現できているのか?については、そうそう上手にはできていない気がします。
その理由は、自分が思っていることを、全部言葉にすることはかなり難しいことだからだと思います。感情をすべて言葉にするのはことはとても難しい。
話せばわかる?
じゃあ、「文章」を書くようにではなくて、「話す」ように書けばうまく書けるか?
僕はお芝居の脚本を書いていた時に、「話し言葉」と「書き言葉」はこうも違うものかと打ちのめされた経験があるので、その「二つの言葉」の違いは肌で感じるほど、全く異質なものであることがわかります。
「書き言葉」と「話し言葉」の違いについて例を一つあげると、みなさんは学生時代に誰もきいていない話を延々とする先生に出会ったことはないでしょうか?
今更先生と生徒、どっちが悪いかなんてのは、この際どっちでもいいです。ただ、そういう先生はきっと「書き言葉」で話していたと思います。だから生徒に届かない。そして生徒は本当に先生の言葉が聞こえない。もしその先生が「話し言葉」を使っていれば、生徒は話を少しは聞いたでしょう。話し言葉を無視し続けるのは体力がいりますからね。
それほど「話し言葉」と「書き言葉」は違うものです。
だから話し言葉で書いても、たぶん読んでいる人には思いは届かないでしょう(ただし、「話し言葉」を装って「書き言葉」を使える人はちゃんといます)。
感情を言葉にすることの難しさとは
そもそも自分の感情がすべてわかっていないから、人は悩むんです。わかっていないことを言葉にすることは、それは難しいに決まっています。
でも、そこはあきらめないで追求していきたいと僕は思います。せめて自分の思いは、自分が納得する言葉で表現できるようになりたい。自分でもわからない感情や思いは、「わからない」ということを言葉を使って表現したい。
じゃあ、それができるようになれば、僕が目指すところに行けるのか?というとそうはうまくはいかないんですよね。言葉を使い、文章を綴る以上、大きな壁があります。
読み手がいるということ
仮に、僕が自分の感情を僕が納得できる形で言葉で表現できたとします。
ただ、それが読み手に同じように伝わるかどうかは、全くもって別の話です。
なぜなら、これは当たり前のことですが、読み手は、書き手である自分ではない他者だからです。同じ文章を読んでも、全く同じ思いを感じ取れることは限りなく難しいでしょう。
極端な話、読み手が文章を読むスピードを変えるだけでも文章のイメージが大きく変わってしまうほど、言葉はデリケートな存在です。
読み手のその時の感情も、文章の印象を大きく変えるに違いありません。
同じ本のはずなのに、昔読んで全くわからなかった文章が、今ならたやすく腑に落ちたという経験をした方はたくさんいるのではないでしょうか?
では文章で思いを伝えることは不可能か?
そうは言っても、世の中に絶対なんてないですからね。自分が納得できる文章を、上手に言葉を使って表現し続けていければ、誰か一人にでも思いが伝わることがあるかもしれない。
完全に思いが伝わらなくても、読んだ人のこころを少しでも揺らすことができるかもしれない。
それだけ出来れば、僕は言葉を使って文章を書いた甲斐があるってものです。
そういう奇跡みたいなことが起こればいいなと思うからこそ、僕は今日も文章中の空白を半角にするか、全角にするか、なんてことに悩みながら文章を書いているのです。

cotaka

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