こんばんは。cotakaです。
さあ、ネタなしピンチからのスタート!書いてみせるぞ!
と、まああんまり気合をいれると帰って逆効果だと思うので、ゆるりと始めます。
みなさんは、夏の夜は好きですか?あまりに蒸し暑いと嫌ですが、僕は結構好きです。
特に夏の夜の温かいのか涼しいのか分類しにくい空気感のなか、裸足でいるととても気持ちがいいものです。蚊がいると最悪ですが。うん、まだ探り探り書いているのがバレてますよね。
で、話を夏の夜に戻しますが、気持ちが良いなんて言えているのは、ちゃんと明かりもあって、飲み物やスイカなんかも横にあるいわゆる夕涼みの場合だと思います。
これが真っ暗の中、ただ一人でぽつんと座っていたら、夏の夜の空気感が好きですなんてことは言えません。油断すると頭の中で彼が話し始めるからです。
そうです。夏の夜と言えば「私、、、気づいちゃったんだ」の稲川淳二さんの出番です。僕の大好きな方のひとり。
普段は全然忘れているのですが、「夏の夜、ひとり、暗い」と条件が揃うと稲川さんの怖かった話を思い出してしまいます。ああいうのって思い出さないようにしようとすると、かえって鮮明になってきますよね。
ですが、ここで稲川さんの怖い話を書いたところで、やはり僕の実力ではあの話芸の足元にも及ばないことはわかりきっているので、ここはひとつ、稲川さん自身のことについて書きます。稲川淳二さんは実はとても多才な人なんです。
稲川さんには、実は工業デザイナーとしての面もあってグッドデザイン賞なんかも受賞していることは知っている人も多いと思います。一時期テレビ番組でもよく出てましたし。グッドデザイン賞を受賞したのは平成8年ですから、芸能界に入る前は、ではなく芸能人もやりながら受賞したすごい人なんです。他にもレジのバーコードリーダーや新幹線の検札機(車掌さんがもってるやつね)などもデザインしていて、「えっあれが!」と思うくらい僕たちの生活に溶け込んでいます。
まさに僕の目指す、全く違う道で両方とも成功しているすごい人なんです。
さて、では稲川さんがリアクション芸人だったことを知っている人はいますか?僕の周り(職場では若い人が多いせいもありますが)ではみんな知らなかったです。ある程度年齢が上だと知ってるのかな?
今でこそリアクション芸人と言えばダチョウ倶楽部さんや出川哲朗さんや森三中の大島さんあたりが、その地位を確固たるものとしていますが、稲川さんがリアクション芸人をしていたのはもっと前、僕が小学生の低学年のころ。
いわばリアクション芸人(当時はそんな分類もなかったですが)の元祖といっても良いと思います。
残念なことに、僕が唯一はっきりと覚えているのは、バスタブいっぱいの納豆に飛び込む稲川さんの姿しかありませんが、「ややややややや」といいながらあの笑顔で納豆と格闘していました。面白いというより「なんなんだこの人」というインパクトが小学生の僕には大きかったので今でも覚えているのでしょう。
その他にもいろいろなバラエティ番組にたくさん出ていて、稲川さんは当時かなりの売れっ子でした。かなりの恐妻家というネタもよく聞いた気がします。
さて、それじゃなんで今、稲川さんはテレビでリアクション芸人をやることがなくなったのでしょう?今でもリアクションが命とも言える番組は人気なのに。
年齢をとったから?怪談話が売れてそっちで食べていけるから?単純に本人が疲れたから?
どれも違うんです。
実は稲川さんにはお子さんが二人いて、そのうち一人は俳優として活躍されています。ただ、もう一人のお子さんが重度の障害を持って生まれていらっしゃるんです。
稲川さん自身が語っていたことなので書きますが、稲川さんは一度、自分自身でそのお子さんの首を絞めたことがあるそうです。殺そうとしたんです。
幸い大事には至りませんでしたが、「リアクション芸人は常に笑っていなくてはいけない」という信条をお持ちの稲川さんは、自分のしてしまったことの重大さに気づき、それが自分でもあまりに恐ろしかったため、それ以降キッパリとリアクション芸人としてテレビに出ることを辞めました。
テレビ関係者の誰に聞いても、道で出会ったというファンの方に聞いても悪くいう人はいない、持ち前のサービス精神が旺盛すぎて、マネージャーさんに止められるまで、ファンの方とサインや写真などはもちろん、怪談話まで披露してしまうという稲川さん。
そんな悲しい過去もあったから、あんなに深くて優しい笑顔ができるのだと思います。

cotaka

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