こんばんは。cotakaです。
深夜にさらりと流れるようなお話を。
一昔前、当時勤めていた職場に、僕と正反対の楽観主義の同僚がおりまして、僕は悲観主義というと悲しい限りですが、とてもネガティブな性格なので、あまりの考え方の違いにたびたび驚いていました。
あまりに違うと腹は立たずに、ほほーと珍しい生き物を見つけたような気分になります(注 ほめてます)
いつも休憩時間はガラケーのゲームをしている。ただひたすらに。別に悪いとはいいません。自由な時間ですから。
そして、彼は本が読めない。読まないじゃなくて、読めないんだそうです。活字を追うと2ページ目くらいから気持ち悪くなってくるので読めないらしいのです。本を読まないとソワソワしてくる僕と正反対です。
僕の職業は本を読めないとどうしようもできないと思っていたので、なんとかなるんだ〜と感動すら覚えました。
ある日、そんな彼にどれだけの楽観主義なのか聞いてみたくなりました。
有名な話に「コップに半分の水が入っている。もう半分しかないと思うか、まだ半分もあると思うか」というものがありますが、そのままでは楽観主義度が測れないと思った僕は彼にこう質問しました。
「ねえねえ」
(ゲームをしながら)「んー?」
「ちょっと聞いてみたいんだけどさ」
(無論そのままの姿勢で)「んー」
「仕事の休みが5日あるとして、何日目くらいまで楽しいと思うの?」
ちなみに、僕の答えは『休みが始まる前日の夜まで』です。初日からもう仕事開始日をカウントダウンしてしまう性格です。
僕は彼の答えを待ちました。休みの残りが少なくなる3日目くらいなのか?それともやっぱり最終日までめいいっぱい楽しめるのか?
彼は珍しくこっちをみて答えました。「のこり日数なんて数えない」
「え??」
「だから、休んでいる時に仕事が始まることなんて考えたことない」
冗談ではなく、本気で「すげぇ!」と思いました。僕には全く考えつかない答えだったからです。本物の楽観主義者はそこまで楽観的なんだ!っていうか主義なんてないんだろうな(注 だからほめてます)!
そして今年、友人の結婚式に出席した際、その彼と5年ぶりに再会しました。
思い出話をしばらくした後で、「5年前は正直、その楽観主義が全く理解できなかったけど、今ならそれもありかなと思ってる」と伝えました。
彼は5年前のまま、とても幸せな毎日を送っているようだったからです。
とても羨ましかったのは事実ですが、『やっぱり君は幸せでなきゃ』とうれしくなりました。

cotaka

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