はじめての本

こんばんは。cotakaです。

 

みなさんが、はじめに買ってもらった本はなんでしょうか?

赤ちゃんの時に買ってもらった本や、気づいたら家にあった絵本なども当然あるでしょうが、初めて「買ってもらった」と意識した本はなんですか?

 

僕の場合は、「ドラえもん 第8巻」でした。

 

僕の父はたまに仕事の展示会などで東京へ行くことがあったのですが、幼稚園にまだ通っていた年齢の僕へ、父はその時に初めての買ってきてくれたお土産として、「ドラえもん」を選んだのでした。

 

なぜ、食べ物ではなく(食材の展示会だったのです)本をお土産として選んだのか?なぜ第8巻という半端な巻数だったのかはさっぱりわかりませんが、収めらられていた話の2番目くらいに「シナリオライター」という話があったことまで覚えています。

 

しばらく、ドラえもんがお土産として続きましたが、おそらく僕が本に夢中でいるのを見て、本好きだと思ったのでしょう。小学校に上がる頃に新しいお土産として買ってきてくれたのは、学研の「ひみつシリーズ」のなかの「どうぶつのひみつ」でした。

 

そのほかの「ひみつシリーズ」はもちろん、出版社は忘れましたが「ふしぎシリーズ」やいろいろな図鑑(これは昆虫の図鑑が初めてでした。でも僕は今虫が嫌いです)。などかなりの数の本を買ってもらい、いつのまにか、家族で出かけた時には、本なら親にねだって買っていいという家庭内ルールが出来上がりました。

 

残念ながら中学校に上がる頃には買う本が少し高価になってきたこともあって、この魅力的な家庭内ルールはいつの間にかなくなってしまいましたが、飽きやすい僕がずっと今の歳まで読書の趣味を続けていられるのは、幼稚園の頃から僕が本を求めるままに惜しみなく次から次へと新しい本を与えてくれた両親のおかげもあったのだろうと感謝しています。

 

もしも、あの時のお土産が「ドラえもん」ではなかったら?と考えることがあります。違うものに夢中になったりして、職業まで違ったものになったのかもしれないし、やっぱり本好きの大人になっていたのかもわかりません。正直なところ本が好きではない自分は、どうにも想像できないのですが。

 

でも、もしかしたらすでに家にある本を喜んで読む僕を見て、父は「ドラえもん」をお土産に選んだのかもしれませんね。だとしたら、もっと前から本が好きだったのでしょう。自分では憶えていないので次に父に会ってみたらこのあたりのことを聞いてみたいと思います。憶えているかなぁ?

 

さて、「あなたの最初に買ってもらった本」はなんですか?

 

The following two tabs change content below.
cotaka

cotaka

生まれてから20年は千葉、その次の20年は札幌に住んでいました。そして2年前からは埼玉に。 読書が子どもの頃からとても好きで、本を読めない時間が続くとちょっとそわそわします。 他には、星野源さんの創り出すもの、満島ひかりさんや高橋一生さんの演技、美味しいものとコーヒーが大好きです。詳しいプロフィールはこちら

スポンサーリンク