うつ病をこえて その2  メンタルセッション #1-1

海

こんばんは。

 

昨日更新した記事に書いたとおり、僕は先日自分が受けていた全6回のメンタルセッションを修了した。

メンタルについて、僕はまだまだ万人向けの説明はできない。

でも、実際に自分が経験し、理解したことについては文章をつづることはできるはずだ。

むしろコーチングスキルを身につける前の今だからこそ、自分の感情をそのままに書けるかもしれない。

これから何回かにわたって書く文章は、僕がメンタルセッションを開始するときに自主的に書き始めたノートのメモがもとになっている。

当然のことながら、ごく私的な内容だ。万人向けとはとても言えない。

ただ僕は当時の内容を、感情も含めてつつみ隠さず書く。

そうすることによって、もしかしたらなにかを感じ取ってくれる人がいるかもしれない。

そしてすべてのことについて記すということ。

それはもうあの時には戻らないという、過去の自分との決別宣言でもあるのだ。

 

メンタルセッション

では、メンタルセッション(=心理セッション)とはなんなのだろうか?

よく耳にするカウンセリングやコーチングとは何が違うのだろうか?

実はそれを一言で表現できる日本語は、僕が現在知る範囲では存在しない。

メンタルセッションという単語自体が、説明のために僕が勝手に使っている言葉だ。

しいていえば、カウンセリング+コーチングセッションというのが僕が表現したいものに近い。

本来の意味としては、カウンセリングはメンタル上のマイナスをゼロにすること。

コーチングはゼロからプラスにすることだと僕は理解している。

ただしメンタルで苦しまないようにするためには、カウンセリングもコーチングも両方必要だ。

だから僕がこれからなろうとしているメンタルコーチとは、本来の意味とは少し違ってカウンセラーの要素も含んでいると思っていただきたい。

 

お世話になったメンタルコーチ

僕のメンタルコーチは矢作雅子さんだ。

矢作さんはご自身も過去にメンタルで苦労されたことを公言している 。

その経験がある上に、以前コンサルタント業をされていたこともあって、説明が論理的だ。

論理的といっても、対応が冷たいという印象はまったくない。

ただ、ともすればスピリチュアルな解説に傾きやすいのがメンタルという分野だ。

その点コーチの矢作さんが論理的であったことは、スピリチュアルが少し苦手な僕にとって幸運なことだったと思う。

とはいえ、これらのことは今振り返ってみれば、である。

矢作さんと出会ったのは、たまたま偶然が重なったからだ。

それでもご縁があって、僕は矢作さんが開講したメンタルコーチ養成講座(メンタルアカデミー)の1期生としてメンタルコーチを目指すこととなった。

人の縁というものはとても不思議なものだと思う。

 

体験セッション

以前ブログに書いたのだが、僕が矢作さんと会ったのは無料の体験セッションが初めてだった。

当時の僕は、うつ病歴5年とちょっと。1度うつ病が原因で入院したものの、退院してから半年が過ぎていた。

退院後ブログを始めたこともあり、入院時のような最悪の状態ではなかった。

だが当時の僕には、うつ病自体が良くなっている実感は全く無かった。

むしろ通っていたブログ塾も終盤を迎えていたために、毎日うつ病の悪化に怯えていた。

なぜならその頃僕は妻との関係が最悪(今思えば病気のせいだ)で、ブログ塾に通っている時間が唯一の息抜きだったからだ。

そんなメンタル的に危うい毎日を送っている中で、僕は体験セッションを受けた。

そして僕はこの体験セッションを受けたことにより、自分がなぜうつ病に至ったのか、

さらには20年以上常に悩み続けていたモヤモヤの正体を知ることができた。

実際にそれを克服できたのは、本格的にセッションを受け始めてしばらくたってからだったけれど。

 

メンタルセッション初回前日に書いたこと

今、僕の手元にあるメンタルセッション用のノートには、1ページ目に箇条書きでメモがある。

本格的にメンタルセッションを受けることを決め、明日が初回という日、その時の心情・セルフイメージを思いつくままに書いたものだ。

内容について知っているのは、今日という日まで僕と矢作さんだけだ。

今回はそのすべてを、書いてあるとおり公開する。

・人の気持ちが本当の意味でわからない。だから気遣いもできない。
・とにかく自信がない。自己肯定感皆無。
・自分が嫌い。
・人に必要とされていないと思う。
・お金がない。
・両親への感謝といらだちがある。
・人の価値観でしか自分が正しいか判断できない。いつも「正解」を求める。
・自分に大した価値(存在価値)はないと思っている。
・自分の無価値さが家族にバレないか、いつもビクビクしています。
・できないくせに完璧主義。
・いいことが続くことはない。いつか悪いことが起こると思ってます。
・将来が不安でいっぱい。なので一緒にいる家族に罪悪感がある。
・人の気持ちを第一に考えているつもりでいるけど、いつもずれてる。
・人の顔色ばかり伺っている。
・人に心を開くことは滅多にない。
・コンプレックスの塊。
・自分の感情や考えを素直に出すことはありません。
・人に指示されるのは嫌い。
・このままだと死ぬ直前まで同じことで悩むと思っている。
・浪費家。食事や物欲も自制が効かない。
・「考える前に行動」は苦手。
・「休む」「リフレッシュ」はやっぱりよくわからない。
・さびしがりのくせに賑やかな場所が苦手。
・居場所がない

これで全部。

我ながらよくもまぁこれだけ羅列したものだ。

しかもほとんど引っかかりもせず一気に書いたことを憶えている。

でもその時は確かにこう考えていて、今実際にノートに書いてあるのだからしょうがない。

そして結論からいうと、現在はこれらすべてが僕の中で解決している。

 

メンタルセッションを重ねる中で、実際に僕がどのように解決に至ったのか。

それは次回以降にまた書くよ。

スポンサーリンク

僕はプロのメンタルコーチになる。 2週間のブログ更新休止の間に決めたこと。

原っぱ

おひさしぶりです。

さて。

いきなりだが、僕はプロのメンタルコーチを目指すことを決めた。

そのためにプロメンタルコーチ養成講座を、この月末から受講する。

ブログの休み明けなので、あまりに唐突で、もしかしたら単なる思いつきのようにみえるかもしれない。

でもそれは違う。

以前から僕は、自分がうつ病である経験を活かし、いつの日かメンタルで苦しむ人の力になりたいと思っていた。

そしてブログを休止していた2週間の間に、自分の受けていたメンタルセッションの最終回が終了し、そのタイミングで講座開講の知らせを受けた。

誰かの力になりたいとは以前から思っていたけれど、このタイミングが早すぎても遅すぎてもスタートは切れなかったと思う。

今は、講座の方から僕の方にやってきた感覚がしている。

人生における出来事は、唐突なようでいて、いつも最適なタイミングでやってくる。

そしてその出来事たちに、無駄なことはなにもない。
僕でいえば「うつ病になったこと」さえも、無駄なことではなかったと今は思う。

おかげで、これから出会うかもしれない「うつ病で苦しんでいる人」の気持ちをわかってあげられる。

 

もしかしたらこの文章を読んで、「自分は違う。自分には余計な出来事ばかり起きている。」と思った人もいるかもしれない。

もちろんその苦しい気持ちが全部僕にはわかる、なんてバカなことを言うつもりはない。

ネガティブな感情を感じ、それを無くせるのは本人だけなのだ。

そしてそのための方法は、むりやりボジティブシンキングにすることでは決してない。

「感情というものを正しく知り、そしてきちんと感じる」だけなのだ。

そうすればきっとネガティブのループから抜け出せる。あえて言えば「僕のように」だ。

ただ、現段階では僕の体験を話すことはできても、「苦しんでいるあなた」のために「本当のこと」を翻訳する技術を僕は持っていない。

だから僕はコーチスキルを学ぶことに決めたのだ。

決めたからには、いい加減なことはしたくない。

「あなた」は「数ヶ月前の僕」であり、今まさに本気で苦しんでいるのだ。

 

これから出会う、もしかしたらすでに出会っている「あなた」へ。

もう少しだから待っててね。立ち止まっててもいいから、出会えるその日まで生きててね。

スポンサーリンク

ブログの変換期

走りゆくのの

こんばんは。cotakaです。

 

ただいまブログの方向性を含めた転換期にいる気がします。

 

どうした方向に行くか思案中です。

 

辞めることはないけど。

スポンサーリンク

うつ病をこえて その1 分かれ道

ウユニ塩湖

うつ病をこえて その0」を書いてから随分と時間が空いてしまった。

 

多少の離脱症状で体がしんどい時はあるものの、薬は着実に減ってきている。

 

順調すぎるくらい順調に回復してきているのでご心配なく。

 

さて、この「うつ病をこえて」は、本当は僕が小さかった頃からを振り返って、どういった思考と環境でうつ病になってしまったか?

 

そして、どうやってここまで回復してきたか?について書こうと思っているのだが、その前にちょっと寄り道を。

 

ここ2ヶ月あまり、ほぼ毎日感じていることを書こう。

“うつ病をこえて その1 分かれ道” の続きを読む

スポンサーリンク