ポジティブ?ネガティブ?

あなたは「ポジティブ」だろうか?それとも「ネガティブ」だろうか?

 

もし「ネガティブでいること」や「ポジティブになれないこと」に悩んでいるなら、話をきいてほしい。

 

実はその悩みの本質は、ポジティブシンキングにも、ネガティブシンキングにもないんだ。

 

 

ポジティブでいないといけないの?

 

今、世の中はポジティブが溢れかえっていると思う。

 

書店やテレビや音楽。

 

どこをみても、ポジティブシンキングでいることが正しいこととされている。

 

僕は、別にポジティブを悪いものだと言っているわけではない。

 

でも、ネガティブも悪いものだとも言っていない。

 

そして「ポジティブでいる」と「ポジティブでいなければならない」は大きく違うことだと思うのだ。

 

巷にあふれているポジティブはこの「ポジティブでいなければならない」に近い気がする。

 

そういう世界は、ネガティブを感じやすい人にとって、とても生きづらい。

 

「どうしてもっとポジティブになれないんだろう?」

 

「なんですぐにネガティブな気分になってしまうんだろう?」

 

「ポジティブシンキングな人になりたいのに。」

 

どうしても、そういうふうに悩むことになってしまう。

 

ネガティブシンキングでいる自分が世の中から責められている気がする。

 

あなたもそんなふうに悩んではいないだろうか?

 

僕はずっと、そんなふうに悩んできたよ。

 

 

コーチングで学んだポジティブ・ネガティブ

 

僕はうつ病になったり、さらにもっと昔からネガティブシンキングに悩んできたので、自分自身をネガティブな人間だと思っていた。

 

人にもそう言われていた。

 

だから自分は、ネガティブで、メンタルが弱い人間だと思って生きてきた。

 

そんな人間がコーチングを受けた時に言われたこと。

 

「ポジティブではないけど、逆にネガティブを本当に感じているわけでもない。」

 

(・・・え?いやいやいや!違う!)と正直思った。

 

「ネガティブですって。病気になるくらいのネガティブシンキングってことでしょ。」

 

そのようなことを言った気がする。

 

でも、結論はそうだったんだよ。

 

僕はポジティブを感じていないのはもちろん、ネガティブも本当は感じていなかったんだ。

 

そして、それに気づいてもいなかったんだ。

 

 

本当の感情を感じるために

 

コーチングを受けていく中で、本当の感情を感じる練習をする。

 

別に怖いことではないよ。

 

赤ちゃんが、初めて歩き始めるときのように、少しずつ本当の感情を感じる練習をするんだ。

 

赤ちゃんは自分が歩くことを、怖いとは思っていないだろう?

 

ただ、少しずつ練習を重ねる。

 

そういう練習方法がメンタルコーチングにはある。

 

それに危ない方向に行かないように、注意してみてくれているコーチがちゃんとそばについている。

 

ちゃんと見てくれている人がいる。

 

赤ちゃんと同じように、自分は怖がらずに、ただ歩く練習をするだけでいい。

 

 

本当の感情を感じるとどうなるか?

 

本当の感情を感じると、結果としてポジティブは増え、ネガティブは減る。

 

「なんだそれ?なんで?」と思っただろう?

 

そう思うのは普通だよ。

 

僕はコーチから初めて説明を受けた時、そう思った。

 

そして、僕が今コーチングを行ってるクライアントさんにこの説明をしたときも、そのような反応をしたからね。

 

そう思うのはきっと普通。

 

でもね、実際に僕も、そのクライアントさんも今はその通りになっている。

 

ポジティブは増え、ネガティブは減っているんだ。

 

 

ポジティブシンキングになれるのか?

 

そこだよね。今悩んでいるのはそういうことだもんね。

 

これについては、人によってコーチングうけた後の感覚が違うかもしれない。

 

だから僕の話をするよ。

 

コーチングをうけてネガティブは減った。でもなくなったわけではない。

 

ポジティブも増えたけど、完全にポジティブ人間になったわけでもない。

 

でもポジティブ・ネガティブで悩むことはなくなった。

 

この話の冒頭で、「悩みの本質はポジティブシンキングやネガティブシンキングにあるわけではない。」と書いたのはこういうわけだ。

 

人にはポジティブな感情も、ネガティブな感情も確かにある。

 

「そこに感情があるという事実。ただ、それだけ。」

 

本当の感情が感じられるようになった僕は、ポジティブな感情も、ネガティブな感情もしっかり感じるが、それについて悩むことは完全になくなった。

 

長年悩んでいた「自称」ネガティブ人間がだ。

 

そして、今の僕は気持ちがとても軽い。

 

 

ネガティブシンキングだと自分のことを思っている人に、

 

「ネガティブなことは考えないように。ポジティブなことを考えよう。」

 

と言ってもそれは無理だと思う。

 

だって、ネガティブなことを考えたくて考えてるわけじゃないもんね。

 

考えちゃうんだもんね。

 

僕はそうだったよ。

 

だからネガティブなことを考えちゃうことはまずいいとして、そこからどうしていくかを一緒に考えましょうよ。

 

その方がずっと早く、楽になれるよ。

 

僕はそう思うけど、あなたはどう思う?

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cotaka

cotaka

生まれてから20年は千葉、その次の20年は札幌に住んでいました。そして2年前からは埼玉に。 読書が子どもの頃からとても好きで、本を読めない時間が続くとちょっとそわそわします。 他には、星野源さんの創り出すもの、満島ひかりさんや高橋一生さんの演技、美味しいものとコーヒーが大好きです。詳しいプロフィールはこちら

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