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詳細はのちほどお知らせします。
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「なんでわからないんだ!」
あなたは、こういうふうに他人に思ったことはないだろうか?
僕は以前、他人に対してよくイライラしていた。
理解してくれない他人に対してイライラして、
裏切られたような気分になって、
またイライラを繰り返す。
そして自己嫌悪に陥る。
そんな日々を送っていた。
でも今は他人にイライラすることはほとんどない。
さすがにゼロとは言わないが、
そんな時間はほんの少し。
なぜ、こんなふうにイライラ人間から変わることができたのか?
それは人の仕組みというものを、コーチングを学ぶ過程で知ったから。
今日はそんな話。
結論からいうと、そもそも「他人は自分をわからないし、自分も他人をわからない」。
なんでそういう結論になるか、まずは脳科学の話からするね。
脳科学によると、人は五感を使って、毎秒200万ビットの情報に接している。
ビットというのは電子工学などで使われる単位。
よくわからなければ、とにかくたくさんの情報に接していると思ってくれればいい。
これが毎秒。1秒ごとにとてもたくさんの情報にさらされている。
だが、実際に僕達が「認識」している情報は、その接している情報すべてではない。
当たり前といえば当たり前。接している情報すべてをいちいち認識していたら頭がパンクしてしまう。
脳はそうならないために、接している情報の多くを捨てて、残ったものだけ認識している。
その数、毎秒たったの134ビット。
パーセントに換算すると0.0067%でしかない。
例え話をしよう。
東京ドーム満員を5万人とすれば、脳はそのうち3〜4人しか分かっていないということだ。
1秒ごとに5万人に会って、3〜4人だけ選んでいく。
それらの選択が、人それぞれの脳の中で行われていて、さらにそこに思い込み(ビリーフ)というフィルターがかかる。
自分も他人もそれぞれが1秒ごとに5万人の中から3〜4人を選び出して、その人たちが優しそうだとか、真面目そうだとか、かっこいいとかの「印象」を思い込みによって決める。
そして最終的にその「印象だけ」を認識していく。
そんなの聞いたら、自分と他人が同じものを認識するなんて、とうてい無理な話だとは思わないかい?
だから「他人は自分をわからないし、自分は他人をわからない」という結論になるんだよ。
ただ、僕の話は続きがある。
だって、そんな結論だけじゃ悲しいだろう?
さっきも言ったとおり、自分と他人はお互いのことがわからない。
でも、この前提はまずあるとして、その上でお互いのことをわかろうと想い続けることはできる。
むしろ、その「わからないけど、わかろうとする想い」が、人にとって大切なものなんじゃないかな。
僕はそのことに気づいてから、他人に対して「どうしてわかってくれないんだ!」と怒ることはなくなったよ。
分かってくれないのは当たり前。でも、わかってもらいたい。僕も相手をわかりたい。
そんなことを考えていたら、イライラしているヒマなんてないもんね。
それでね、実は、もうひとつ。
人は、他人がわからないのと同じように、自分のこともわかっていないんだよ。
それに気づくと、自分にもっと優しくなれるんだけど、それはまた別の話で。

cotaka

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