ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく 堀江 貴文

こんばんは。cotakaです。

今夜は書評を書きたいと思います。stand on blogは書評ブログでもあるからね。

 

えっ?そうなんですよ。覚えておいてください(自分が一番忘れがち)。

 

今回紹介する本は

ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく 堀江貴文

堀江貴文さんが近鉄バッファローズの買収を手掛けたり、ニッポン放送株を取得しまくっていた頃、僕は浪人生でした。

 

ホリエモンという人が世間を賑わせていたのはさすがに知っていましたが、こっちは浪人真っ只中ですからね。自分のことで精一杯だったというのが、正直なところです。

 

それでも時々ニュースなんかで取り上げられる発言に「間違ったことは言ってないじゃん」と感じ、同時に「なんでこんなに叩かれているのだろう?」とは思っていました。「頭が良すぎると叩かれるのかね?」とも。

 

無事(浪人していて無事もないもんですが)、大学に入り再びいろんな本を読みあさり始めると、堀江さんの発言が実に面白い。社会をなにもしらない大学生だったからかもしれませんが、みんなが知らないこと、知っているけど知らん顔していることをシレッとした顔で書いている。

 

でも、相変わらず世間的(今思えばマスコミ的)には嫌われているように見える。「なんでなんだろうなー別に間違ったこと言ってないじゃん。」と不思議でした。

 

その後のある日から、あっという間の凋落っぷりは、みなさんも知っての通りだと思います。僕はその頃堀江さんが発行している有料メルマガを購読していて、副業について質問に答えてもらったこともあります。刑務所日記も読んでいました。

 

こんなことから、わりと堀江さんの発言や文章は読んできたと思っていたのですが、、、

 

今回「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」を読んで、「あ、僕は堀江さんのいうことを読み取れてなかったのかもしれないなと思い、同時に当時堀江さんを叩いていた人たちも読み取れなかったから叩いていたんだ。」と気付きました。もちろん堀江さん自身も当時は、わざわざわかりやすく話す必要はないと思っていたんだと思いますが。

 

「ゼロはどこまでいってもゼロ。ゼロにイチを足さなければその後なにを掛け算してもゼロのまま」
「このままではこのまま」の自分に気づくこと

 

あの頃、頭のものすごくいい人が言っていた言葉は、間違ってないとは思っていましたが自分の中に本当に落とし込むことはできていなかった。でも、本当はそんなに遠い人ではなかったんだ。

 

そして、今は堀江さんの言葉の意味でよくわかる。偶然この本を読む直前に、僕は他の何かになりたくて、ブログというイチを手に入れた。そして直後にこの本をよんで、堀江さんあの人も同じ「人」なんだと勇気付けられた。

 

ときどき本は僕に必要なタイミングで、向こうから近づいてきてくれる。

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cotaka

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生まれてから20年は千葉、その次の20年は札幌に住んでいました。そして2年前からは埼玉に。 読書が子どもの頃からとても好きで、本を読めない時間が続くとちょっとそわそわします。 他には、星野源さんの創り出すもの、満島ひかりさんや高橋一生さんの演技、美味しいものとコーヒーが大好きです。詳しいプロフィールはこちら

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