こんばんは。cotakaです。
今日はちょっと早めですが、寝る前に書くいつもの文章です。
昨日は雨の話で終わったので、今日はその続きで虹の話。
みなさん、虹の色は何色ですか?
はい。ほとんどの方が7色と答えると思います。
それは正解でもあり、間違いでもあります。
先に科学的な「正解」を言ってしまえば、虹の色は太陽光がスペクトルで分かれたものなので、色の数は無限であるのが正解です。境目のないものを数えることができないからです。
けれども、僕たちが話題に今しているのは虹の色の数であって、太陽光を分解したものではありません。それこそこの「無限という正解」は野暮というものです。
虹の色は、もともとイギリスでは5色と言われていたのですが、あの科学者のニュートンでさえ7が当時神聖な数とされていたため虹の色は7色と言っていたんです。ニュートンは科学者ですから正解が無限であることを当然知っていたのに、虹の色では科学的じゃない決め方をしたのです。科学者なのにです。
そのほか虹の色は、アメリカでは一般的に6色、アフリカでは4色、ドイツでは物理の教科書で6色(5色とされることもある)とされています。
外国ばかりではなく、日本の中でさえ、時代や地方によって6色になったり、8色になったり、バラバラだったことがあったんです。
そして、ここからがまた視点が変わるのですが、台湾のブヌン族、アフリカのショナ語族には3色。南アジアのバイガ族、アフリカのバサ語族には2色とされています。使う言語が虹の色の数に関わってくるのです。
つまり虹の色は、何色が見えるかではなく、何色として見るのか(話すか)によって決まるものであるということです。
『「正解」が本質ではなく、「どう見るか」が問題の本質。』
虹の色の話題から書き始めましたが、今夜、僕が1日の最後に書きたかったのはこの一文なのでした。
おやすみなさい。

cotaka

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