本を何回読みますか?

こんばんは。cotakaです。

 

昨日、子供の頃の本の思い出を書きましたが、続けて今日思い出したことがもう一つありました。

 

それは確か小学生の頃だったと思うのですが、当時よく母親に「よくそんなに同じ本を読んでいて飽きないね」と言われていました。

 

当時は今ほど持っている本の数も多くはなかったし、時間もあったので、暇さえあれば同じ本を読んでいるように母には見えたのでしょう。

 

大人から見れば確かに「よく飽きないね」なんだと思います。

 

僕が当時、母に何と答えていたかも覚えていて、確か「ちょっと時間を置くと忘れる部分もあるから、何回読んでも飽きないよ」と言った気がします。

 

さて、大人になって、小学生の時よりはお金も多少自由になり、好きな本を買えるようになった今、僕はあの頃の自分と同じくらい本を楽しんでいられるのかな?と思ったことがあります。

 

次から次へと読みたい本が出てきて、その都度新しい発見をすることはこの上ない楽しみではあります。でも、一冊の本を何度も何度も読むことも同じくらい楽しいものではないでしょうか?

 

大人になって小学校のときのように時間がとれなくなると、時にはノルマのように読書をしてしまっている自分がいて、とても嫌になることがありました。

 

僕は楽しいから読書をするのであって、ノルマのように読書をするのはその対極に位置する読書の仕方だからです。

 

大切に読書をするために、読書と並行してメモをとりながら読んでいたこともありましたが、そうすると今度はメモをとるために読書をしているような気がして、なんだか違うんだよなぁと思ったこともありました。

 

これは困ったどうするべぇと考え続けていたら、新しく楽しい読書法を見つけて、今はそれを実践しています。

 

それは自分が読んだ本の面白さを人に広めること。つまりこのブログで書評を書くことです。実は始める前はここまで楽しいとは思ってもいませんでした。

 

小学生の頃は、不特定多数の人に自分の読んだ本の面白さを広めることなんて。想像もできませんでした。

 

人に面白さを伝えるためにブログを書くと、小学校の時の回数には負けますが、同じ本をまた違った目線で楽しめます。一人で読んだままにしているよりも新しい発見があることもあります。

 

これはとても楽しい。人のためにもなることもあるかもしれないけど、それよりも自分のための読書の一つの形として、この方法は実に楽しいです。

 

今なら小学校の時の自分に会っても胸を張っていえます。

 

「大人になったら、また違った読書の楽しさがあるんだぜ。」

 

小学生の僕はたぶんポカンとした顔をしながらも、そのことをとても楽しみにすると思います。

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cotaka

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生まれてから20年は千葉、その次の20年は札幌に住んでいました。そして2年前からは埼玉に。 読書が子どもの頃からとても好きで、本を読めない時間が続くとちょっとそわそわします。 他には、星野源さんの創り出すもの、満島ひかりさんや高橋一生さんの演技、美味しいものとコーヒーが大好きです。詳しいプロフィールはこちら

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